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匿名の時代

最近、中日新聞に匿名メールアドレスに関する随筆的な記事が載っている。

今日の記事は「匿名メールアドレスを使って企業に改善要求のメールを送る」っていう内容で、その前は「メル友に匿名メールアドレスを教え、相手が気に入らなくなったらアドレスを一方的に変える」という内容だった。

今の時代、ネット上や携帯のメールでは自分の名前や身元を明かすことなく他人とのコミュニケーションを取ることが出来る。また、匿名でいろんなことが出来る反面、個人情報の売買等によって見ず知らずの企業からTELが来ることもある。

「匿名で自分の意見を公表出来る」っていうことには、いいところも悪いところもあると思う。

まず、いいところに関しては、気軽に自分の意見を発表出来ること。上の例のように名前が明らかになると書きづらいような苦情とかでもためらうことなく企業側に伝えれる。

逆に、悪いところというと、気軽さの裏返しとして過激な内容や誹謗、中傷に歯止めが効かない時があるということ。最近で言えばイラクの人質事件の時はネット上ではそういう状態だったようだ。

日本には憲法で言論の自由が認められているからそういうことをとやかく言われることはないと言われるかもしれない。だけど、やっぱりモラルってもんがあるよね。人の自分に対する評判とかってやっぱり気になるもんでしょ。しかも自分が悪く言われてるのって気分いいはずないよね。

確かにいろんなことに対して議論が起こるのはいいけど、それが行き過ぎて個人に対しての誹謗、中傷まで行っちゃうのはやりすぎじゃないんかなあ。しかもそれが自分の名前が出ないことをいいことにやってるならなおさらタチ悪いよね。そういう人には自分の名前を名乗ってその本人の前でそのまんまのこと言えるのか?って言いたいね。裏を返せばそれが出来ないが為の匿名でもあるんだろうけど。

でも、いちいちそんな細かいとこまで気を回して行動をしようとしたら何にもできなくなるよね。

匿名で意見を発表することを否定する訳じゃないけど、やっぱりモラルを守る事が大切だと思う。ただ、そのモラルって言葉も人それぞれの定義に拠ってるところがあるから難しい問題ではあるけど。同じような意味合いで常識的って言葉にも言えることだけど。

話が逸れかけたけど、本題に戻して、某友人のホームページはほとんど匿名性がなくて、個人名がバンバン出てくる。なぜなら他人に見せる部分もあるけど、共に友人達が近況報告したり、連絡をしたりする場になってる部分もあるから。そういう形ならむしろ実名が出てくる方が分かりやすい。

離れててなかなか会ったり出来ない人間とのコミュニケーションもそういった方法で取る事が出来る。

ちなみに俺はこのブログにおいて、ニュース等に出てくるような人名は実名を使うけど、親しい友人とか、一般人に関してはダイレクトな実名は使わないようにしてる。これを読んでる人の多くは俺が直接ここのURLを教えた人間だろうから多分実名を挙げなくても誰か分かる部分もあるかもしれないが、それはそれでいいと思う。地名とかは思いっきり特定されるようなものがあるけど、俺的にはそれは全然OKだと思う。

最後に1つ、よく言われることかもしれんけど、メールやチャット、掲示板、ブログってのは相手と直接話す訳じゃないから相手の意図が直接伝わらない危険性はあるよね。

誰でも経験があると思うけど、メールで送られてきた文面見て、「相手はどういう状態なんだろうか?」って思うこととか、「このメールを送って来た意図は?」みたいな時あるよね。逆に、自分の思ってる内容と全然違う内容のメールが返って来たりとか。その人の持つ言葉独特のニュアンスがあったりするし、一番厄介なのが、相手の表情や声のトーン、相手の状況がわかんない事。文章だけでは伝わらないって事あるよね。その為に絵文字使ったりするのかもしれんけど。

顔突き合わせてしゃべってる時はそういう情報があるから怒ってる上の発言とか、冗談なんだなとか、そういう判断は出来るけど、相手の顔が見えない時って分かんないもんね。

と、言う訳で、俺は相手と直接会って話すことも重要な事だし、必要な事だと思う。

じゃ、また。
by toproad3000 | 2004-09-27 12:51 | 世間


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